圧倒的な背負い心地とコンプレッション性!程よいサイズ感で私が一番におすすめするULバックパックです!
基本情報
名称 | hug |
ブランド名 | ifyouhave |
価格 | 39,600円 |
サイズ展開 | Size 1 : 背面長42-47cm Size 2 : 背面長47-52cm Size 3 : 背面長52-57cm |
容量 | Size 1 : 37L Size 2 : 40L Size 3 : 43L |
重量 | Size 1 : 610g Size 2 : 630g Size 3 : 650g |
公式サイト | http://www.ifyouhave.org/2017/12/hug.html (購入ページ:https://ifyouhave.stores.jp/items/5a294ab0ed05e67919001674) |
レビューサイト |
外観
だいぶ使用感が出ていてすみません…画像は初期モデルで現在発売しているものとは異なります。
ちなみに、本レビューに使用しているものはSize 2です。
サイズ感
メイン気室にギリギリまでピンポン玉を詰め込んで計測するとおよそ33L〜35Lという結果になりました!
Size 2の公式容量は40Lになっていますので、その他のポケットが5L程度というところかと思います。
miniより一回り大きく、日帰り登山から頑張ればテント泊まで行けるサイズ感です。
機能性
全体に張り巡らされたショックコードがhugの最大の特徴で、唯一のフィット感を生み出します。
ショックコードによるコンプレッション
白矢印のコード3箇所を引っ張ることで、青矢印で示す力が働き、バックパック全体がコンプレッションされます。
背面から見た青矢印の数の多さがhugの最大の特徴を示していると思います。これにより、荷物の容量の大小に関わらず、バックパックの下から上までバランスよく荷重を配置することができます。(たとえば普通はこのサイズのバックパックに10Lの荷物しか入れないと下半分に偏ります。)
ショックコードによるフィット感
コンプレッションに加えて、バックパックを背負った後、白矢印のコードを引っ張ることで、バックパックを身体に引き付けることができます。特に脇の下のコードはhug独特の機能だと思います。
背負い心地
背負い心地は主観によるところが大きく体型との相性もあるので、あくまで個人的意見としてご参照ください。
①日帰り想定(荷物容量約17L、重量4.5kg)
ガスバーナー、雨具上下、水2Lなど日帰り登山としてはフルスペックを想定した重量です。
私がhugと他のバックパックの背負い心地で違うなと思うのは、背中に張り付くような荷重のかかり方と、胸部から脇の下にかけての部分に荷重がかかることで、肩への上から下への直接的な荷重が比較的少なくなることによる心地よさです。
このぐらいの重量だと文句なしにその良さを感じられます。
②山小屋1泊想定(荷物容量約25L、重量7.5kg)
テント不要な山小屋泊を想定した重量です。
重量感を感じますが、このぐらいまでならヒップベルト(別売り)なしでも気持ちよく背負えると思います。(実際に公式サイトでも8kg以上でヒップベルトの使用を推奨されています。)
③テント1泊想定(荷物容量約30L、総重量10kg)
テントも含めた想定の重量です。
実際にテント泊をする場合は、ある程度UL系のものを揃えないと簡単に10kg超えてくると思います。おそらくhugは詰め込めるだけ詰め込んでMAX12kgぐらい、そしてこのぐらいの重量になると流石に肩荷重だけではキツく感じるので、別売りのヒップベルトを装着した方が気持ちよく背負えます。
その他
- 背面にはトレッキングポールも固定できます。
- 2〜3泊以上のテント泊を想定した場合は、本気のUL装備にしないと厳しいサイズ感です。
- デメリットを書くとすれば、引っ張ったコードが飛び出していると木に引っかかったりするので、毎回おさめないといけないのが面倒なところです。
まとめ
- 背中に張り付くようなフィット感と肩への荷重のかかり方はぜひ一度味わってほしい!!
- 日帰り登山からテント1泊程度まで対応できるコンプレッション性とサイズ感の汎用性は高く、初級者〜中級者の用途に幅広く対応できるうえ、UL上級者になると必要十分な容量であり、万人にお勧めできるULバックパック!