言わずと知れた日本のULバックパックの王道!品質の高さももちろんだけど、やっぱりカッコいい!
基本情報
名称 | mini |
ブランド名 | 山と道 |
価格 | 30,800円 |
サイズ展開 | M:背面長45〜54cm、身長150〜175cm L:背面長54〜57cm、身長170〜190cm |
容量 | M:25-30L L:28-32L |
重量 | M:380g L:398g |
公式サイト | https://www.yamatomichi.com/products/mini |
レビューサイト |
外観
画像はMサイズのものです。
私の写真の腕前のせいでイマイチ表現できませんが、miniって必要十分でスマートな感じがしてかっこいいんですよね。
前面にはストック等を固定できるコードもついています。
側面にはコンプレッションコードもついています。
背面は中央部分がメッシュになっており、ショルダーハーネスは十分な幅と厚みを持っています。簡易なウエストベルトも付属しており、取り外し可能です。
サイズ感
miniにピンポン玉を最大まで詰め込んで、その容量を計ってみた結果、メイン気室はおよそ25L という結果でした。
公式サイトによるMサイズの容量は25L〜30Lになっていますので、サイドポケットで1L×2、前面ポケット3Lの合計30L程度というところかと思います。
ULハイカーにとってはテント泊も十分可能ですが、一般的には日帰り登山に適した容量だと思います。
機能性
背負い心地
①日帰り登山想定(約17L、4.5kg)
miniはパッキングによって背負い心地が大きく変わるなと感じました。本当に肩甲骨の上に荷重を乗っけられるとすごく気持ちよく背負えるのですが、バックパックの下部に荷重がかかっていると、肩への負担を感じます。
また、私が身長の割に肩周りがゴツいからなのか、首周りが少し窮屈に感じます。肩荷重のバックパックはパッキングの仕方と身体との相性で背負い心地が全然変わってしまうので、人気のminiですがなるべく実物を実際の重さを入れて試してから購入されることを推奨します。
とはいえ、このぐらいの重量がminiの良さを最も感じられるし、見た目もかっこいいボリュームです。
②1泊山小屋泊想定(約25L、7kg)
少し荷物を増やして重量を増してみました。山小屋泊を想定して日帰り登山+寝袋・マット・食料・着替え等のイメージです。
私の身体との相性だと、この重量になると肩の上部にかかる荷重がきつくて、積極的に使いたいとは思えなかったです。パッキングも下から上まで満遍なく入れているので、その影響もあると思います。ウエストベルトはブレ防止の簡易的なもので荷重をかけるものではないので使用していません。
③1泊テント想定(約25L、10kg)
さらに、テント等を想定して、10kg程度の荷物を入れました。
感想としては②と同じで、相当上手くパッキングと調整をしないと肩がつらいなと感じました。実際、公式サイトでも8kg程度までのウェイトを想定して作られたと記載されています。
また、miniはバックパック上部のベルトを使ってスタッフバッグを固定するなどエクステンションできるのですが、それも含めてバックパック上部を身体側に引き付ける機構がないのが不安定さを感じます。
ただ、私のフィッティングによる感想ですし、そもそもこの重量は一応入れれるけどminiのメインターゲッではないと思うので(ガチのULハイカーはテント泊でも5kg〜7kgに収めると思うので)、そこまで求めるのは期待しすぎですね。
その他
- 公式サイトを見てもらうと分かるのですが、生地一つから一つ一つの機能までこだわりが凄いです。長く多くの人に愛されているだけあって品質の高さをすごく感じます。
まとめ
- 基本的に日帰り登山のみでの使用を考えている場合にオススメです!
- パッキングとフィッティング次第で感じ方が結構違ったので、購入前には実際の自分の荷物でパッキングして背負い心地を確認することを推奨します。
- 完成度が高く、機能も必要十分で、不満に思う部分が少ないバックパックだと思います。