ULバックパックを使い始めて、登山がより楽しくなったのがきっかけ!

BuddyGear作成の理由 −hugとの出会い−

私は30代後半で趣味として登山を楽しみ始めて約10年になります。大分県の九重連山が大好きで定期的に登りに行っていますが、九州外の山は経験がなく、ULにもそこまで手を出せていない、まったくガチ層とは呼べない感じです。

そんな私がなぜBuddyGearを作ろうと思ったのか?

その原点は、現在愛用しているifyouhaveの『hug』との出会いにあります。

実は、元々はULバックパックではなく、一般的な腰荷重のバックパック(GregoryのZ35、現Zulu35)を使用していました。当時から山と道の『mini』は有名で、登山仲間も使用していたのでULバックパックの認識はあったのですが、何度か試しに背負わせてもらっても肩こりがひどい自分にとっては肩への負担が強く感じられ、結局Z35でショルダーをかなり緩くし、ほとんど腰荷重で登るスタイルが自分の中で定着していました。

そんな時、たまたま立ち寄った法華院ギャザリングというイベントでifyouhaveが出店をしていたのです。

何となく立ち寄って、製作者である山口さんから直接説明を受けながら『hug』を背負った瞬間に、ULバックパックに対する価値観が大きく変わる体験をしました。

その名称のとおり、バックパックの背面が背中に張り付くような、そして荷重が背中の接地面に満遍なくかかっている感覚はそれまで経験したことがないものでした。

その結果、胸への荷重、肩への荷重、背中への荷重のバランスによって生まれる背負い心地がとても心地よく、自分の欲しかったバックパックはこれだ!と直感的に感じたのです。

しかしながら、当時まだ一般販売をされていなかったため、早く欲しいなーと販売サイトをこまめにチェックしながら待ち続け、開始された直後に即注文をしました。

それ以来現在まで愛用を続けており、いまだに背負うたびになんだか嬉しい気持ちになるような、私が登山を楽しむために必要不可欠な存在となっています。

もし、本当に偶然その日にイベントに参加していなければどうなっていたでしょうか?おそらく、その後『hug』を背負う機会は訪れず、購入することもなく現在に至っているだろうなと思うし、極端な話ですが登山に行く頻度ももっと少なくなっている気がします。

もしかしたら、自分と同じような体験ができると、もっと登山を楽しめるようになる人たちがいるかもしれない。

そして私自身もまた新しい体験や価値観を得られると、もっと登山が楽しくなるかもしれない。

そう考えたとき、ワクワクした気持ちでBuddyGearの作成を始めました。